薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木/江國 香織2007-06-20 Wed 23:37
たくさんの登場人物がいて、それぞれの視点から書かれながら話が進んでいく。 めまぐるしく視点が変わるから、最初はとまどったけど、馴れると面白く読み進めた。 それぞれの愛のカタチがあって、どれも正解でもないしどれも間違いでもないんだろうけど‥ でもそれならどうして、すべての人が等しく幸せでいられないんでしょうかね。 桜子が他人と思えなくて恐ろしかった。 まぁ私は、あそこまで自分本位にはなれないけど。 でもあの一途さがなんだか恐ろしいながら、うなづけてしまうところがあり。 怖い、怖い。 土屋って男は最低ですね。 奥さんを愛してなくて、浮気をして。相手が都合のいい女だと思ってたら、わざと妊娠され。奥さんの会社のアルバイト(=桜子なんだけど)に魔が差して手を出したらストーカーじみた行動をされ。 鉄槌だね。自業自得。 やっと奥さんのもとに戻る決心をしたときには、奥さんからは離婚を宣告される。 あぁ、気分がいい。 恋ってなんでしょう。 結婚ってなんでしょう。 なんだかどちらもとてもいいもののような気もするし、どちらもどうでもいいようなものの気もする。 他人同士が一緒になって、幸せを目指すというのは難しいことなのかな。 唯川恵さんの解説がよかった。 「恋におちるというのは、どこか死に似ている」 この方の本も読んでみたいなぁ。 |
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