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![]() | ハードボイルド・エッグ (双葉文庫) (2002/10) 荻原 浩 商品詳細を見る |
今年最後に読んだ本。
私立探偵の「私」。
信奉するフィリップ・マーロウのようにハードボイルドにはいかない、いいとこ「固ゆで玉子」な日々を送っていた。
ブロンド巨乳美女の秘書を雇う野望を持つが、なぜかお婆ちゃんを雇ってしまうのだった。
チャンドラーを久しぶりに読みたくなった。
小説と違って、現実の探偵なんて、この小説の冒頭で描かれているような動物探偵‥と分かってしまってる今ですが。
小説のなかの「私」もちっともカッコよくはない。
でも、
「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格はない」
前半はともあれ(笑)、優しさを持った「私」がどこか憎めない。
綾さんもちょっと困ったおばあちゃんですが、ハードに生きている彼女はとても素敵。
人間の深みを抱えているのです。
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![]() | 探偵伯爵と僕 (講談社ノベルス モF- 40) (2007/11/07) 森 博嗣 商品詳細を見る |
これ面白かったです。
もともとは子供向け(?)に刊行され始めたミステリーランドの新書化で。
昔、学校の図書館で借りて読んだ怪盗ルパンシリーズ、みたいな匂いを放ちつつ。
読みやすく。こういう世界観とても好き。
このレーベル、全部新書化してくんないかしら。
もとは化粧箱入りのハードカバーなもんで、高価いし場所とるしで手が出せない‥
作家さんも魅力的な人ばっかりで気になるんだよなぁ‥
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![]() | マラケシュ心中 (講談社文庫) (2005/05) 中山 可穂 商品詳細を見る |
男名前で歌を詠む絢彦と、人妻泉の不倫の恋。
激しい恋です。
こんなにも愛して愛して愛して‥
恐れていたように恋はいつか憎しみへと姿を変えて。
求めても触れることあたわざる恋。
身を焼き尽くす紅蓮にも似て。
とても痛いお話でした‥
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![]() | サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1) (2007/08) 奥田 英朗 商品詳細を見る |
![]() | サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2) (2007/08) 奥田 英朗 商品詳細を見る |
元過激派の父と、その破天荒すぎる父親になぜか付き従う出来た妻と、いちばんの被害者である子供たちの話。
世の中、納得いかないことは沢山ありますが。
まぁいいかぁって生きてる私なので「ふ〜ん」って気持ちで読んでいましたが。
ラストの父親のルーツ(?)とも思えるアカハチの伝説に感動。
ここまできて、やっと長いお話が(私の中では)意味を持って完結したなぁ〜、と。
何ごとも、自分のアタマで考えなきゃですね。
大人なんだから‥
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![]() | 水の時計 (角川文庫) (2005/08/25) 初野 晴 商品詳細を見る |
童話の「幸福な王子」のように、自らの臓器を必要としている人々に分け与えていく少女の話。
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![]() | 雪の夜話 (中公文庫 あ 63-1) (2007/10) 浅倉 卓弥 商品詳細を見る |
輪廻転生が大きなテーマ。
美大を出た主人公は、デザインの仕事を始めるんだけど、仕事に関しては才能を周囲に見せ付けつつも、人間関係でうまく立ち回れず結局は辞職に追い込まれてしまうという。
世の中そういうこともあるんでしょうかね。
幸いにして、私は女だし出世なんて出来ないし、周りのことにあきれるぐらい無関心だという自覚はあるけれども、それでも今の勤め先ではぜんぜん問題ないし。
輪廻転生を信じているので、内容はす〜っと入ってきました。
相手が誰でどうして気にかかるのかさえわからなくなっても、ただ心配な気持ちだけはしっかりと残っている。
お話の中で、死者は魂のような存在になり、それまでの「生」をすべて忘れて新しい「生」へと旅立つ。
のだけれど、老いた連れ合いをひとり残してきた彼女は、なかなかまっさらになれないのだと。
そんな強い想いを、命ある時間にもてるのは素敵な事なんじゃないかなぁ‥。
一続きの命の中でも、こんなことを思ったことがある。
これほど強い想いはきっと初めて経験すると信じているのに、きっとそれは報われもしないし、いつしか自分は他の人を想うようになるのだろう、と予感している。
それだったら、今のこの気持ちはいったい何なのだろうかと。
いつか薄れ消えていく想いなら、どうしてこんなに重くつらく自分を苦しめるのか、と。
けれど、その想いはそれ以上に喜びをもたらしてもくれる‥。
想いは薄くなっても、存在したことはなくならないんだから。
大切なのは、その時その時、まっすぐに一心に心を傾けることなのかな。
恋に対しても、そうじゃないことに対しても。
真剣な気持ちは消えない、絶対に。
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![]() | レキシントンの幽霊 (文春文庫) (1999/10) 村上 春樹 商品詳細を見る |
「緑色の獣」
庭から現れた醜い獣が、人妻に想いを寄せていたことを打ち明ける。
心を読むその獣は、女の獣を退けようとする悪意に滅ぼされる。
これだけ読んだら、女ってこえ〜。
で終わってるんだけど、この後に読んだ本に行き違う恋心が描かれていて。
傷つけるがわの理屈っていうのは変わらないのだなぁ〜と。
受け入れられないなら、退けるしかないもんね。
たとえひどく傷つけるのだとしても、女はその信念を曲げたりはしないのです。
あと「沈黙」って話が面白かったです。
![]() | 荒野の恋 第二部 bump of love (ファミ通文庫) (2006/01/30) 桜庭 一樹 商品詳細を見る |
苦いなぁ〜。
なんだか似たようなことがあったような気もするなぁ。
ほろ苦い気分になってしまった。
荒野パパの
「日々ときめくってのは、素敵なことなんだよ。じつは」
に寂しくも納得。
大人になるとときめくことは少なくなるし、そうなってからのほうが人生は長い‥と。
![]() | ダックスフントのワープ (文春文庫) (2000/11) 藤原 伊織 商品詳細を見る |
どこか歪んだ世界をつづる短編が4つ。
それぞれ面白かった。
けっこう好きかも。
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![]() | おまけのこ (新潮文庫 は 37-4) (2007/11) 畠中 恵 商品詳細を見る |
しゃばけシーリズ第4弾。
やさしさにあふれた短編集でありました。
若だんな、18才か〜〜〜!
もう恋もしそうな年齢ですが。
「ありんすこく」での色気のなさ;
心配なようなホッとしてしまうような(^。^;)
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![]() | 麦ふみクーツェ (新潮文庫) (2005/07) いしい しんじ 商品詳細を見る |
ティンパニストの祖父、数学にとりつかれた父、飛びぬけて背の高いぼく。
音楽とともに成長していく、彼の身の回りで起こる出来事。
なかなか読むのに苦労したけど‥
長いし、淡々と物語が進んでいくし。
でも、読み終わってみると、それぞれのエピソードがどれも愛おしく、忘れられない、かみしめたくなるお話。
誰もが胸にもっている鼓動という音楽。
止まってしまえばいいと願ってしまうこともある。
生きていくことはとても苦しい。
でも、生きていなければ苦しみも、そしてその隙にある喜びすらも感じられない。
まぼろしの楽園のお話が心に残った。
だまされてありもしない楽園に財産をつぎ込み、残ったものは失望と将来の不安。
でも、確かに楽園を夢見ていた時間には、心の中に楽園は存在していたのだと。
そういう考え方が素敵だなと。
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![]() | 旅ボン~イタリア編~ (2007/09/18) ボンボヤージュ 商品詳細を見る |
大好きなちびギャラの作者、ボンボヤさんの旅の記録漫画です。
や〜、これ外で読んだんだけどかなりやばかった。
笑いをこらえるのがw
ボンさんいいなぁ〜。
私、ますます好きになってしまいました。
そして私の唯一あこがれている外国、イタリア。
行きたいな〜、イタリアだけは!!
と思わせてくれました。
ボンさん好きだなぁ〜(*^^*)
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![]() | ねこのばば (新潮文庫) (2006/11) 畠中 恵 商品詳細を見る |
「しゃばけ」シリーズ第三弾。
特に好きなお話は↓
「産土」
手代の一人、佐助のお話。
前の巻の仁吉のお話も良かったけど、これもいい。
ええ?!ってカンジでしたが。
読んでる途中の胸騒ぎはたまらなかったです。
「たまやたまや」
幼馴染の妹が嫁いでいく。
その娘の気持ちを知りながらも応えることは出来ない若だんな。
それでも花嫁姿を見送る少し切ない気持ち。
甘酸っぱいお話。
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![]() | ぬしさまへ (新潮文庫) (2005/11/26) 畠中 恵 商品詳細を見る |
「しゃばけ」シリーズ第二弾の短編集。
とくに好きなのは「空のビロード」という話。
誰かに必要とされたいと願うのは、人の根源的な欲求だと思う。
満たされなかったらとても寂しい。
何か取り返しのつかないようなことをしてしまいそうになった時、鬼になる前に袖を引いてくれる誰かがいる幸せ。
じいんとするお話です。
「仁吉の思い人」では、ちょっとクールな手代の仁吉にも、こんな人間味あふれる(というか妖かしなんだけどさ)側面があったんだなぁと。
私的には、こういう物思いの仕方ってのが痛いぐらいに共感できてしまうので‥読んでて切なくなったな。
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![]() | しゃばけ (新潮文庫) (2004/03) 畠中 恵 商品詳細を見る |
以前から平積みにされてた話題のシリーズ、TVドラマ放映前に読んでみることに。
面白かった!!
もっと早く読んでおけばよかったな〜、と。
めちゃくちゃ私好みでした。
江戸時代。
大店の若だんなは、体が弱いこともあって両親や手代2人に大甘に甘やかされている。
彼の周りには、さまざまな妖かしたちが当然のようにいる。
なにせ、手代2人も大妖なのだ。
ある夜、人殺しに行き会う。それが若だんなの出生の秘密を探る物語の幕開きだった。
TVドラマも観ましたが、小説の世界観を視覚的に補足してくれ、ちょっと違う部分もあったりしたけど我慢できないほどでもなく。
面白かった。
第一弾、と銘打ってあったので続編もあるんだ!!と早くも楽しみ。
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![]() | 犯人に告ぐ 上 (1) (双葉文庫 し 29-1) (2007/09/13) 雫井 脩介 商品詳細を見る |
![]() | 犯人に告ぐ 下 (2) (双葉文庫 し 29-2) (2007/09/13) 雫井 脩介 商品詳細を見る |
現役の捜査員がテレビニュースにレギュラー出演し、迷宮入りしかけた連続男児殺害事件の犯人を追う。劇場型捜査のゆくえは‥?
これ、映画化してるんですね。
購入時のオビに豊川悦司の写真と「犯人よ、今夜は震えて眠れ」のコピー。
かっこよくって上下即購入^^;
主人公の巻島、トヨエツをイメージしながら読んでしまった。
絶対カッコいいと思う〜。
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ハードボイルド・エッグ/荻原 浩
























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